朝比奈千足 プロフィール  

朝田 健 プロフィール  

雨森 文也 プロフィール  

今西正和 プロフィール  

岩村 力 プロフィール  

大谷研二 プロフィール  

岡田 司 プロフィール  

小田野宏之 プロフィール  

河地 良智 プロフィール  

兼田 敏 プロフィール  

河合 尚市 プロフィール  

金 洪才 プロフィール  

藏野雅彦 プロフィール  

小出雄聖 プロフィール  

古谷誠一 プロフィール  

齊藤一郎 プロフィール  

佐藤寿一 プロフィール  

榊原 徹 プロフィール  

澤 純子 プロフィール  

汐澤安彦 プロフィール  

清水宏之 プロフィール  

新通英洋 プロフィール  

杉中 博 プロフィール  

高谷光信 プロフィール  

團 伊玖磨 プロフィール  

橋本徹雄 プロフィール  

福田一雄 プロフィール  

松尾昌美 プロフィール  

宮里英樹 プロフィール  

渡邉康雄 プロフィール  

山岡重信 プロフィール  

余語徳雅 プロフィール  

 

 

朝比奈千足 

兵庫県立神戸高校を経て、慶応義塾大学法学部卒。1966年、西独(当時)ブレーメン市立音楽院留学。

クラリネットを、H.カールステンスに、指揮法と作曲理論をH.シュナッケンブルグ教授に師事。68年、ベルリン音楽大学 (現 芸術大学)に入学。 H.ゴイザー教授の下でクラリネットの研鑚を励み、71年優秀な成績で同大学を卒業。70年からクラリネットの独奏者として西ヨーロッパ各地および日本で幅広く演奏活動を展開した。

73年からその活動を指揮の分野に広げ、77年再び渡独、ベルリン国立歌劇場(東ベルリン)にて、O.スィットナー音楽監督の助手として貴重な経験を積む。78年、当時の東ドイツ・ズ−ル交響楽団を指揮してデビュ−。帰国後、大阪フィルハ−モニ−交響楽団を指揮して国内デビュー。本格的に指揮者として活動を始める。

京都市交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニーなど、国内の主要なオーケストラを指揮、又同時に、東ドイツのオーケストラ(ハレフィルハーモニー・イエーナ交響楽団・マグデブルグ交響楽団・デッサウ歌劇場管弦楽団など)の客演指揮のほか、ホノルル交響楽団、ソウルフィルハーモニー、釜山シンフォニエッタ、クーインズランドフィルハーモニー(豪州)など、海外各国への演奏旅行を続ける。91年、豪州クイーンズランドフィルの専任指揮者となり、同オケの日本演奏旅行を成功させる。

一方、テレビ朝日系の番組「題名のない音楽会」など数多くのテレビ・ラジオ番組に出演したり、京都放送の深夜のラジオ番組でクラシック系のDJを2年間担当して、巧みな話術を生かした音楽パーソナリテイ−として活躍する。その他コンサートの企画、演出、司会など、従来の枠を大きく広げた、新しいタイプの指揮者としてそのスタイルを確立しつつある。

大阪文化祭賞、在日外国人記者クラブ賞、神戸市文化奨励賞など受賞。現在、神戸フィルハーモニック音楽監督兼常任指揮者。そのほか、京都市立芸術大学非常勤講師、大阪府警察音楽隊嘱託講師。

 

 

朝田 健 

 1975年 東京芸術大学音楽学部器楽科卒業、岐阜大学教育学部音楽学科助手、岐阜大学管弦楽団木管トレーナー。
 岐阜大学管弦楽団とモーツァルト作曲クラリネット協奏曲、ウェーバー作曲クラリネット協奏曲第1番を演奏。第9回定期演奏会にコントラバスで出演。サマーコンサート、定期演奏会を指揮。岐阜大学管弦楽団OBオーケストラとウェーバー作曲クラリネット協奏曲第2番を演奏。
 岐阜大学教育学部」音楽教育講座教授、クラリネット協会・名古屋理事。

 

 

 

 

 

 

 

 

雨森 文也 

 1959年生まれ。名古屋大学経済学部卒。指揮を黒岩英臣、ピアノを立川のぶみの各氏に師事。銀行へ12年間勤務後、1997年合唱指揮者として独立。現在はCANTUS・ANIMAFなど7団体の音楽監督を務める。全国合唱コンクール全国大会で通算14度の金賞を受賞。1996年アレッツィオ国際ポリフォニーコンテスト(イタリア)に於いてルネッサンス・バロック宗教曲部門で第1位。近現代作品部門で第2位を獲得。2002年第2回世界合唱オリンピックに於いて、CUTUS・ANIMAEが室内混声合唱部門でオリンピックチャンピオン(金賞第1位)となり、同時に指揮車賞も受賞。近時は中部日本交響楽団の学校公演など、オーケストラとの活動も積極的に手掛けている。日本合唱指揮者協会会員。

 

 

 

今西正和 

京都市生まれ。幼少時より横笛を藤舎名生氏に、三弦、長唄を祖母である今藤長十女より教えを受ける。12歳より始めたトランペットを機に洋楽に転向、京都産業大学経済学部卒業後、指揮者を志し、ウクライナ国立キエフ音楽院指揮科にて指揮を学び、E・ドゥーシェンコ氏の薫陶を受ける。
奈良交響楽団をはじめ、関西の主な社会人オーケストラ、学生オーケストラ、吹奏楽団、合唱団に客演し、いずれも高い評価を得る。

2001年、劇団四季オーケストラの指揮者オーディション合格を機にミュージカル&オペレッタの分野でも研鑚を積み、「異国の丘」、「クレイジーフォーユー」等、同劇団を代表する公演を指揮する。中でも2003年4月の「クレイジーフォーユー」東京公演通算400回記念公演では、スタンディングオベーションで迎えられ、大好評を博した。
また、オペレッタの分野でも2002年、新国立劇場にて(財)日本オペレッタ協会創立25周年記念公演 喜歌劇「小鳥売り」の副指揮者を務め、この公演を大成功に導いた。
2004年10月には東京室内管弦楽団演奏会において姜建華(ジャン ジェンホワ)と共演し、大きな話題となった。

指揮を小林研一郎氏、K・レーデル氏に師事。2004年度より東京佼成ウインドオーケストラ副指揮者に就任する。
ジャンルにとらわれない意欲的な活動は、クラッシックからポップスまで、幅広いレパートリーを持つ。今後、活躍が期待される若手指揮者の一人。

岩村 力 

 早稲田大学理工学部電子通信学科、および桐朋学園大学音楽学部演奏学科を卒業。さらに同大学オーケストラ研究生として研鑽を積む。
 黒岩英臣、飯守泰次郎、小澤征爾、秋山和慶、高階正光、紙谷一衛、R・シューマッヒャーの各氏に師事。また、ホルンを故 黒澤勝義、クラリネットを古沢裕治、二宮和子の各氏に師事。
 第15回マスタープレイヤーズ国際音楽コンクール指揮部門優勝(スイス)。マスタープレイヤーズ大賞受賞。
 第3回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクール第3位(イタリア)。
 第8回フェレンチェク記念国際指揮者コンクール入賞(ハンガリー)。
 第1回マリオ・グラッセ国際指揮者コンクール第2位(イタリア)。オーケストラ内の投票では過半数の支持を得てオーケストラ特別賞受賞。
 1995年、1997年には、フェラーラ市立歌劇場の招待を受け、「セヴイリアの理髪師」「ドン・ジョヴァンニ」の上演に際してクラウディオ・アバド氏のもとで研鑽を積む。
 また、シャルル・デュトワ、チョン・ミョンフン、ジャン・フルネ、イヴァン・フィッシャーなどのアシスタントを数多くつとめた。
 現在はイタリアと日本に活動の拠点をおき、これまでに、ハンガリー国立交響楽団、デプレツェン交響楽田(ハンガリー)、サヴァリア交響楽団(ハンガリー)、マルケ・フィルハーモニー管弦楽団(イタリア)、名古屋フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、東京佼成ウィンドオーケストラ、などの内外のオーケストラを指揮。デュッセルドルフ、フランクフルト、ケルン、ウィーン、ブタペスト、マドリッド、ヴァレンシア、ニューヨーク(カーネギーホール)、ワシントン(ケネディ・センター)、ボストン(シンフォニーホール)、およびイタリア・日本国内各地で演奏し、高い評価を得ている。
 1996年には、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の要請により、同楽団日本公演(クラウディオ・アバド氏指揮、マーラー/交響曲第2番「復活」)の副指揮者をつとめた。
 1999年には、ミラノ・スカラ座フィルのメローニ(首席クラリネット)、ディ・ローザ(首席オーボエ)とともに、協奏曲を中心としたイタリア国内ツアーを行なった。
 さらには《別府アルゲリッチ音楽祭≫(1999年11月)において、マルタ・アルゲリッチ、ミッシャ・マイスキー、イヴリー・ギトリスらと共演し、好評を博した。
 マルタ・アルゲリッチをはじめとするトップアーティストたちからは、その誠実な人柄と音楽性に厚い信頼が寄せられている。
 現在、NHK交響楽団アシスタント・コンダクター。また、2000年5月に名古屋に創立されたプロ・オーケストラ 東海フィルハーモニー交響楽団音楽監督をつとめる。
 2001年4月にはザグレプでの国際現代音楽祭において、ザグレプ・フィルと共演した。

大谷研二 

 1980年武蔵野音楽大学卒業後、東京混声合唱団に入団。83年ヨーロッパに留学。主にスウェーデン、ドイツ、イギリスでE.エリクソン、H.リリング、W.シェーファに師事。
 フランクフルト音楽大学合唱指揮科を卒業、デュプロマを収得し、89年に帰国。同年の武満 徹監修「Music Today」、90年サントリー音楽財団「サマーフェスティバル」などの公演で合唱、室内楽を指揮し注目を浴びる。90年度村松賞受賞。
 90年東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスに迎えられ、91年東京混声合唱団第127回定期演奏会に初登場。
 92年には創立されたばかりの岩城宏之率いるオーケストラ・アンサンブル金沢付属の合唱団指揮者を2001年まで務めた。
 いずみホール「音楽の未来への旅シリーズ」、サントリー音楽財団「サマーフェスティバル」などの主要な音楽祭でたびたび合唱、室内楽を指揮。
 2001年には韓国国立合唱団定期公演に客演し日本の現代作品を含んだプログラムを指揮。
 また、オーケストラ付きの合唱作品もしばしば指揮し、98年、ライプツィヒでの古楽オーケストラとの共演は地元新聞紙上で絶賛された。99年には、バッハのロ短調ミサ、マタイ・ヨハネ両受難曲を指揮し、バッハ没後250年の2000年はクリスマス・オラトリオ全曲演奏に取り組む。
 現在、NHK東京児童合唱団客員指揮者、東京混声合唱団指揮者、活水女子大学音楽学部学術研究所教授。
 中世から現代に至る色彩ゆたかな作品の紹介と流麗な指揮によって高い評価を受けている日本を代表する合唱指揮者の一人である。
 最近では、坂本龍一オペラ「LIFE」、三善晃オペラ支倉常長「遠い帆」、ジョン・アダムス「エル・ニーニョ」、ストラヴィンスキー「結婚」「詩編交響曲」など大編成合唱団のコーラスマスターとしての顕著な実績も評価されている。 

岡田 司

指揮法を斎藤秀雄、山田一雄の両氏に、フルートを林リリ子氏に師事する。1977年、広島交響楽団を指揮、その後、京都市交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、新星日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団を次々に指揮していすれも好評を博す。1979年、アメリカに留学し、タングルウッド音楽祭において、小澤征爾、L.バーンスタイン両氏の指導をうける。帰国後は二期会等のオぺラ公演で、W.サヴァリッシュ、Z.コシュラー、朝比奈隆、小澤征爾、若杉弘、秋山和慶、手塚幸紀、尾高忠明、佐藤功太郎、各氏のもと、副指揮者、合唱指揮を務め、その手腕を高く評価された。1980年、関西二期会でブリテン「ねじの回転」を関西初演して以来、現在までにラヴェル「子供と呪文」モーツァルト「コシ・ファントウッテ」(中国二期会)ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」、モーツァルト「魔笛」、景近では、プッチーニ「蝶々夫人」、ドニゼッティ「愛の妙薬」(日生オペラシリーズ)などを指揮している。名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団の指揮者を歴任。岡田司は常に安定した評価を得ており、現在オペラ公演、各オーケストラとの名曲コンサート、定期演奏会などに出演しており、意欲的に活動を行っている。

小田野宏之 

横浜生まれ。
1980年東京芸術大学音楽学部指揮科卒業。
1983年同大学大学院音楽研究科修了。指揮法を金子登、渡邉暁雄、ピアノを水谷達夫、フルートを川崎優の各氏に師事。
1983年より国際ロータリー財団奨学生として2年間ウィーン国立音楽大学へ留学。オトマール・スウィトナー氏のもとで研鑽を積む。
1982年第17回民音コンクール指揮の部第3位入賞、同時に「斎藤秀雄賞」受賞。
1984年オランダで行われた第1回キリル・コンドラシン国際指揮者コンクールに於いて第2位入賞。アムステルダムのコンセルトヘボウ大ホールに於いてオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団を指揮してヨーロッパにデビュー。これまで全国各地の主要オーケストラを指揮するほか、オペラ、バレエ公演の指揮、またNHKテレビ、FM放送に出演するなどその活躍は多方面にわたり、その誠実な指揮ぶりと豊かな音楽性はそれぞれの分野で高く評価されている。
1985年以来オランダ放送交響楽団、同室内管弦楽団と度々演奏会、放送録音を行う。
1986年には北オランダのフリスク管弦楽団定期演奏会に日本人として初めて登場、成功を収める。
1989年大阪センチュリー交響楽団設立の際は、楽員オーディションの審査やオーケストラのトレーニングに尽力した。
大阪センチュリー交響楽団指揮者(1990-92)、広島交響楽団正指揮者(1995-2002)などを歴任。
現在は東京芸術大学非常勤講師として後進の指導にも当たっている。

兼田 敏 

1956年 第25回毎日音楽コンクール作曲・室内楽部門第2位
1957年 第26回毎日音楽コンクール作曲・管弦楽部門第1位
1959年 東京芸術大学作曲科卒業
1971年 岐阜大学教育学部音楽学科助教授に就任
1980年 岐阜大学教育学部音楽学科教授に就任
1983年 愛知県立大学音楽学部作曲専攻教授に就任
1996年 岐阜大学大学院教育研究科(音楽)教授に就任
1999年 岐阜大学大学院教育研究科(音楽)教授に退官
2002年 没

岐阜大学管弦楽団名誉指揮者
 岐阜大学管弦楽団の育成に永年尽力された。

河合 尚市 

 1954年静岡県生まれ。東京芸術大学打楽器科在籍中に指揮法と作曲を学び、積極的に演奏活動を開始する。学内での器楽アンサンブル、吹奏楽、オーケストラの指揮は勿論のこと、指揮研究生として入団した日本音楽集団では、現代邦楽というジャンルを通じて日本の伝統楽器のアンサンブルについても多くを学ぶ。また、学生時代のしめくくりとして自ら編成した学生オーケストラをバックに、打楽器協奏曲の指揮と独奏の1人2役で卒業試験公開演奏会に出演し、絶賛される。卒業後は、藤原歌劇団の副指揮者を振り出しに様々なジャンルへと活動の場を広げていく。
 これまでに、松山バレエ団、劇団四季ミュージカル「オペラ座の怪人」(日本初演を含む200公演)、東京混声合唱団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラアンサンブル金沢、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉、東京シティフィルハーモニック管弦楽団、新星日本交響楽団、東京ニューフィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、大阪シンフォニカー、オペラハウス管弦楽団、広島交響楽団、九州交響楽団、東京吹奏楽団、新ヴィヴァルディ合奏団、日本音楽集団の各公演を指揮、その演奏活動は室内楽、オーケストラ、合唱からバレエ、ミュージカル、オペラ、現代邦楽に至るまで多岐にわたり、作曲・編曲活動にも常に高い評価を得る。
 1994年8月には打楽器アンサンブル「ファルサ」とデンマークへ音楽監督としてツアーに同行、12月には合唱団「コーロアンダンテ」とイタリアへ客演指揮者として同行した。1995年11月オーストリア・ザルツブルク市で、1998年11月にはブダペストにて開催された(財)国際親善協会主催によるジャパン・ウィーク合唱フェスティバルの音楽監督を務め大成功をおさめる。1996年12月には浜松市市制85周年記念ミュージカルの音楽監督として作曲、編曲、指揮を担当し、2001年7月同市市制90周年記念公演「カルミナ・ブラーナ」でも音楽監督を務めた。
 また、1995年には森下洋子、清水哲太郎主演 松山バレエ団『コッペリア』全幕公演でバレエ指揮者としてのデビューを果たし、以来同団の絶大な支持により、全てのオーケストラ付き公演の指揮を任され現在に至る。
 内面から溢れ出るエネルギッシュな力と、誠実な姿勢は音創りに彩りと深みを添え印象深く心に刻み込まれる。今後益々輝きだす指揮者である。
 ピアノを有賀喜見子、太田みち子、打楽器を有賀誠門、高橋美智子、和声法、対位法、管弦楽法を故 細矢禊、指揮を故 遠藤雅古、村方千之、故 山田一雄の各氏に師事。
 1994年よりジュニアオーケストラ浜松音楽監督。
 (財)国際親善協会主催ジャパン・ウィーク合唱フェスティバル音楽監督。
 1998年「第4回浜松ゆかりの芸術家顕彰」受賞。

 

河地良智 

桐朋大学指揮科に学び、斉藤秀雄氏、秋山和慶氏に師事。
 1973年第3回民音指揮コンクールで入選、奨励賞受賞。
 1975年群馬交響楽団正指揮者に就任。その後も、東京交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、新星日本交響楽団、東京シティフィル交響楽団、二期会合唱団の指揮台に立つ。
 1981年から東京室内歌劇場、ステファノオペラ劇場、二期会等で「ラ・ボエーム」「フィガロの結婚」等多くのオペラを指揮。
 1983年より文化庁派遣員として西ドイツ・バイエルン国立歌劇場でW/サヴァリッシュ氏、ミラノ・スカラ座でG・パタネ氏、バイロイト祝祭歌劇場でW・ワーグナー氏に、又、プラハ国立劇場でZ/コシュラー氏等に於いて積極的に歌劇場での経験を積む。
 1985年台北首都歌劇団に招かれ、台北市で「蝶々夫人」を指揮する。
 1986年モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏を7年かけ完遂し、注目を浴びる。
 1987年ガッツァニーガのモーツァルト歌劇「ドン・ジョバンニ」、東京室内歌劇場「チェッキーナ」初演を指揮。
 1988年東京モーツァルトオペラシアターのモーツァルトのオペラ全曲公演の第1回「フィガロの結婚」を指揮。
 1989年4月、日・米・伊共同国際ワークショップに於いて「蝶々夫人」のプレジャ版初演を指揮し、同年10月には、二期会渡欧公演に同行し、ベオグラード・フィル、ハンガリー国立歌劇場管弦楽団を指揮。帰国後モーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」「バスティアンとバスティエンヌ」「ツァイーデ」等を指揮。
 1990年2月慶応大学ワグネルオーケストラ渡欧旅行でマーラー交響曲第5番を指揮し、ターゲウシュピーゲル紙で絶賛された。
 1991年1月より、音楽之友社の企画する「モーツァルトオペラ全曲シリーズ」での音楽監督として数多くのオペラを指揮し、好評を得ている。
 1992年3月東京モーツァルト管弦楽団の中国公演を指揮し、5月にはフィルハーモニック・アンサンブル管弦楽団とカーネギーホールにおけるニューヨーク公演等を指揮。
 1993年より日本で唯一のロシア語で歌うプロの合唱団として注目されている東京トロイカ合唱団の常任指揮者として定期演奏会を開始。
 1994年日本モーツァルト協会でのオペラ連続公演「アポロとアキントス」「ミドリダーテ」「ツァイーデ」等を指揮。1995年池辺晋一郎作曲「耳なし芳一」を指揮する。
 1995年には山田耕筰生誕110年記念コンサートや渋谷ビーム「魔笛」公演等を指揮。
 1996年には、東芝フィルハーモニー管弦楽団のアメリカ演奏旅行を行う。特にカーネギーホールで行われた演奏会は、日米各誌で取り上げられ注目を集めた。
 1997年日本高校選抜オーケストラ・ウィーン公演を指揮。さらに札幌旭山音楽祭の音楽監督に就任。また「すみだトリフォニーホール」のオープニング公演として「カルメン」を上演する。
 1998年には新国立劇場の「魔笛」公演で、同劇場合唱団の指揮者を務める。また日本ユングオーケストラを結成、8月に北京で日中合同オーケストラ公演を指揮するなど、近年は音楽の国際交流にも力を入れている。
 現在、洗足学園大学教授、東京芸術大学講師、二期会オペラスタジオ講師として後進を指導している。

金 洪才 

 1954年生まれ。桐朋学園大学音楽学部卒業。指揮を堤俊作、秋山和慶、小澤征爾の各氏に師事。1978年、東京シティ・フィル特別演奏会でデビュー。1979年、国際指揮コンクールで第2位と、初めての特別賞(斎藤秀雄賞)を受賞。1980年、テレビ番組「オーケストラがやってきた」の専属指揮者に、また81年、NTV系「私の音楽会」の専属指揮者に選ばれる。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団の指揮者を歴任の傍ら、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団をはじめ全国の主要オーケストラに客演。内外の著名ソリストとも数多く共演し、優れた音楽性と鮮やかなバトンテクニックで常に好評を博してきた。

 1989年よりベルリンにおいて作曲家、尹伊桑(ユン・イサン)氏の下で研鑽を積む。1992年、9月には、ニューヨーク・コーリアン交響楽団を指揮し、カーネギーホールでアメリカデビューを果たし大成功を収めた。また1998年、長野で開催されたパラリンピック開幕式典演奏の指揮をつとめた。

 2000年10月、ソウルで開かれたアジア欧州会議(ASEM)の祝賀公演に招かれて韓国KBS交響楽団を指揮。引き続き2001年4月、同団定期演奏会に出演、2003年8月にも客演し常に絶賛を博している。2002年7月には韓国交響楽団定期演奏会に出演。オペラでは2001年10月に韓国《芸術の殿堂・オペラハウス》でヴェルディ「仮面舞踏会」を5夜連続公演し大成功を収めた。2003年9月にはひろしまオペラ推進委員会主催による日韓提携公演プッチーニ「蝶々夫人」を指揮、この分野でも着実にキャリアを重ねている

 平成10年度、渡邊暁雄音楽賞受賞。2002年より広島交響楽団専属指揮者。

 

藏野雅彦 

 京都市立堀川高校音楽科(現市立音楽高校)を経て1979年東京藝術大学音楽学部器楽科をトランペットを専攻し卒業。トランペット奏者としての活動後1992年より本格的な指揮活動を開始。海外からの招請が多く92年から現在までにウクライナ・キエフ、ロシア・マリエル、ドイツ・ビュルツブルク、レーゲンスブルグ、オーストリア・グラーツのオーケストラ、歌劇場、教育機関より客演指揮者として度々招かれ好評を博す。海外公演には「椿姫」「蝶々夫人」のオペラ公演も含まれいずれも大成功をおさめている。2002年文化庁派遣芸術家在外研修員としてオーストリアに留学。国立グラーツ芸術大学大学院指揮研究科に入学。オーケストラ指揮法をマルティン・ジークハルト教授に師事。またグラーツ州立歌劇場でも研鑽を積む。
 1999年第13回京都芸術祭において京都府知事賞を受賞。また京都市より2000年に教育推進者表彰、2003年に教育実践功績表彰を受ける。2001年の同志社交響楽団を率いての欧州公演では、ミュンヘン・ヘラクレスザール、グラーツ・シュテファニーエンザールにおけるマーラー交響曲第1番「巨人」等の演奏で大成功を納め、また、京都市交響楽団との共演による京響市民合唱団公演でジョン・ラターの「マニフィカート」を指揮し好評を得た。京都大文字国際交流音楽祭には4年連続して出演し、「答えのない質問」をはじめ本邦初演を含むチャールズ・アイヴズ作品を指揮。さらに2002年から3年にかけて、大蔵流狂言、若林暢(Vl)、東京都響、神奈川フィル、仙台フィル、大阪フィル、京響のメンバーとの共演によるストラヴィンスキー「兵士の物語」を、京都、東京、奈良の3都市で指揮し大きな話題を呼んだ。
 国内では京都市交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団、大阪市音楽団をはじめ多くのオーケストラ、吹奏楽団、合唱団を客演指揮。またKBSTV「京の響」に出演。海外ではウクライナ・ナショナル交響楽団、ロシア・マリエル国立歌劇場、同管弦楽団、キエフ国立シェフチェンコ歌劇場管弦楽団等を度々指揮し好評を博している。

 
2004年1月には八幡市民音楽祭音楽監督として、マーラー交響曲第2番「復活」を指揮、また同年4月、ロシア屈指のオーケストラ、国立ノヴォシビルスク・アカデミー交響楽団の定期演奏会に客演指揮者として登場、マーラー、ヒンデミット、R.シュトラウスの作品を指揮する。指揮を小泉和裕、田中良和、伊吹新一の各氏に師事。現在、京都市立音楽高等学校音楽科主任、京都教育大学および同大学院非常勤講師として後進の指導にもあたっている。

 

 

小出雄聖 

大阪に生まれ4歳よりピアノ、5歳よりヴァイオリンを始め、相愛学園子供のための音楽教室にて齋藤秀雄氏のもと、同オーケストラのコンサートマスターを務める。東京芸術大学付属高校を経て同大学卒業後は、山本直純氏のアシスタントとして活躍する一方、セルジュ・チェリビダッケ氏のセッション、タングルウッドのサマーセッションにて研修、とくにチェリビダッケ氏からは多大な影響を受ける。またニューヨークフィルハーモニック主催のマスタークラスにて指揮したシューマン、ブラームスをクルト・マズア氏が絶賛-----的確で創造性に富む指揮-----と評されるほか、新作初演にも定評がある。
アメリカではシンフォニエッタサファイヤ常任指揮者(1998-2001シーズン)のほか、マネスオーケストラ、ニューアムステルダムシンフォニー、ボストンムジカヴィヴァなどに客演のほか、サントドミンゴ音楽祭に出演。また昨シーズンからヨーロッパでの活動もはじめ、オルケストラプロヴィンシアディバリ(イタリア)、フィラルモニカブラショフ(ルーマニア)、ルーマニアンフェスティバルオーケストラ、トランシルバニアシンフォニーを指揮。またフィリップ・アントルモン氏、クルト・マズア氏のアシスタントとしても活躍している。
日本では京都市交響楽団、大阪センチュリー、東京交響楽団、東京シティーフィル、広島交響楽団、群馬交響楽団などを指揮。
指揮法をエルヴィン・ボルン、カール・ビュンテ、久山恵子、山田一雄、山本直純、マイケル・チャーリーの各氏に、和声法・対位法を池内友次郎、國越健司、ロバート・クックソンの各氏に、楽曲分析をカール・シャクター氏に、作曲をディヴィッド・ローブ氏に師事。

 

齊藤 一郎 

 福井県大野市出身。6歳よりピアノを始め、後に作曲を学ぶ。東京学芸大学で楽学、作曲を専攻。
 卒業後、東京芸術大学音楽学部指揮科入学。同大学卒業後、大学院修士課程入学。
 '95年、'96年とPMF音楽祭(パシフィック・ミュージック・フェスティヴァル)で、クリストフ・エッシェンバッハ、佐渡裕両氏のアシスタント・コンダクターを務めた。
 '96年、第4回ディヌ・ニクレスク国際指揮者コンクールで入賞、特別賞を併せて受賞。同年、安宅賞受賞。
 '97年より岩城宏之氏のアシスタントを務め、同年、大阪センチュリー交響楽団(ヘンデル「メサイア」全曲指揮)で楽壇にデビュー、絶賛を博す。
 '98年、文化庁在外派遣研究員に選ばれ、ウィーン国立音楽大学、ウィーン国立歌劇場にて活動し現在に至る。
 その間、日フィル、新生日本交響楽団、オーストリアのプロアルテ・オーケストラ、ハンガリーのセゲト国立オーケストラ、チェコのモラビア国立フィル、ルーマニアのオラディア国立フィル等を客演。
 これまでに指揮を遠藤雅古、岩城宏之、若杉弘、湯浅勇治、佐渡裕、パブレ・デシュパイ、レオポルト・ハーガー、エルビン・アッチェルに師事。
 現在N響アシスタントコンダクター。

榊原 徹 

 5歳より音楽教育を受け、都立高校卒業後、東京芸術大学音楽学部器楽科入学。トロンボーンを伊藤清、永濱幸雄、アロイス・バンブーラの各氏に師事。在学中より演奏活動を始める。またこれまで指揮を松尾葉子氏、ルドルフ・ビーブル氏に師事し、在学中より指揮活動を始める。
 東京芸術大学卒業後、89年より渡欧。西ベルリンに在住し演奏活動を始める。ベルリン放送交響楽団(現ベルリンドイツ交響楽団)、ベルリン交響楽団他、室内楽、教会音楽、現代音楽の分野に於いても演奏を行い、モンテプルチアーノ音楽祭等に出演。91年10月帰国。帰国後は演奏活動と指揮活動、音楽監督、舞台芸術、オーケストラを中心に活動。96年には三木稔作曲<花ものがたり>をプロデュース、指揮し、文化庁芸術祭参加、97年三木稔作曲の組オペラ<隅田川・くさびら>指揮者として日本初演。95年〜03年(財)日本オペレッタ協会音楽監督。ハンガリー公演など成功させ、98年「音楽の友社」賞、「トヨタ文化賞」など団体受賞。99年4月新国立劇場<こうもり>合唱指揮者、9月国際交流基金援助公演、ハバロフスク市「トレアーダ劇場」にて三木稔作曲<はごろも>の音楽指導・指揮。01年3月、秩父市民オペラ<ミカド>の総合プロデュース、また11月にはウィーン国連オーケストラの音楽監督。02年10月には佐賀国際音楽祭日本音楽監督。03年1月NBAバレエ団「くるみ割り人形」イワノフ版日本初演指揮。03年3月には秩父市と豊島区でオペラ<ミカド>の公演を4公演プロデュース・指揮・音楽監督。
現在、東京歌劇座音楽監督・指揮者、歌座音楽監督・指揮者、結アンサンブル音楽監督・指揮者、東京劇場管弦楽団音楽監督・指揮者。

 

 

佐藤 寿一 

 1960年仙台市生まれ。5才から12才までの7年間を、角田市で過ごす。角田小学校卒業。八島幸男氏にピアノ、ソルフェージュを師事。仙台一高を経て埼玉大学教養学部卒業。初め哲学コースで音楽美学を専攻するが、後、指揮に転向。指揮法を小松一彦、高階正光、前田幸市郎の各氏に師事。また、コントラバスを西沢誠治氏に師事。
 これまでに、山形交響楽団、ニューフィル千葉、仙台フィルなどを指揮するほか、東京室内歌劇場その他の指揮、副指揮、また文化庁主催・歌座「うたよみざる」公演の指揮兼打楽器を務めるなど、管弦楽、オペラ、バレエと着実に活動の範囲を拡げている。
'92年7月、ハンガリーの国際バルトークフェスティバルにおいて、ペーター・エトヴェーシュ氏の第2指揮者として、サヴァリア交響楽団(アイブス/交響曲第4番)を指揮した。また、'90年には全日本学生オーケストラ大会で中央大学管弦楽部(ヒンデミット/交響曲「画家マチス」)を指揮し、ミシェル・シュヴァルベ氏を始めとする審査員の絶賛を博すなど、指導の手腕には定評があり、各地の市民オーケストラにも客演している。ノサップ開陽台音楽セミナー、志賀高原指揮セミナー各講師を務める。
 現在、山形交響楽団副指揮者。

 

 

 

澤 純子 

 4歳よりヴァイオリンを始め青山寿男、中西和代、浅妻文樹の各氏に師事。アイリッシュフィドルを功刀丈弘(くぬぎタケヒロ)氏に師事。指揮を松尾昌美氏に師事。佐渡裕の指揮公開クリニックを受講。
 1983年岐阜にてジョイントリサイタルを行う。
 1998年よりバロックヴァイオリンを手がけ、JOYジュニアのコンサートでバロックダンスと共演。宝塚の古典舞踏コンサートにて音楽担当、舞踏にも参加する。
 2002年よりアイリッシュヴァイオリンを手がける、JOYジュニアのコンサートで、アイリッシュミュージックを演奏する。
 彦根JOYジュニアオーケストラで子供たちを指導。
 ひこね第九オーケストラのコンサートミストレスを務める。
 大垣市室内管弦楽団に所属。

 

 

 



汐澤安彦 

1938年 新潟県に生る。
1957年 直江津高校卒業、ピアノを中井ソノ氏に師事
1962年 東京芸術大学音楽部器楽科卒業
1964年 同専攻科修了。トロンボーンを山本正人、指揮を金子 登の各氏に師事。当初、バストロンボーン奏者とし て、読売日本交響楽団に創立当初より8年間在団。かたわら、桐朋学園において、斎藤秀雄氏より指揮法を学ぶ。
1970年 読売日響を退団。指揮の道に専念。
1967年 1970年 民音指揮コンクールで再度、奨励賞を受賞。
1973年 同コンクールで2位に入賞(1位なし)、全国主要都市で入賞記念コンサートを指揮。
1975年 ベルリンに留学、ベルリン音楽大学および、カラヤンアカデミーにおいて指揮者としてさらに研鑽をつむ。
帰国後、新星日本交響楽団定期公演に登場するなど、東京をはじめ全国各主要オーケストラを指揮。
また、1976年より2年間、二期会合唱団常任指揮者をつとめ、オペラ『夕鶴』(團 伊久磨作曲)を指揮するなど、オペラ、合唱界においても活躍。一方、吹奏楽界においては、シエナウインドオーケストラをはじめ、東京吹奏楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、ジャパンスーパーバンドなどを指揮し、コンサート、録音など幅広く演奏活動を行っている。 東京音楽大学助教授。

 

 

清水宏之 

 奈良県出身、15歳で渡米。インターラーケン芸術アカデミーを経て、1987年マネス大学  クラリネット科卒業。
1989年、エール大学大学院音楽学部指揮科修了後、エールフィルハ ーモニア管弦楽団の指揮研究員となり、G. ヘルビッヒ氏、A. プレヴィン氏などの指導を受け、同大学院よりアーティスト・ディプロマを授与される。
その後、北米を中心に指揮活動を行い、今春帰国。
日本では、群馬交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、奈良フィルハーモニー管弦楽団、大阪センチュリー交響楽団などを指揮。
第4回ディヌ・ニクレスク国際指揮コンクール優勝。   
第1回マタチッチ国際指揮コンクール4位入賞(1位なし)、併せてクロアチア作曲家連盟特別賞受賞。
第5回フィテルベルク国際指揮コンクール4位入賞、併せてルトスワフスキー特別賞および楽員投票による国立シレジア・フィルハーモニー賞を受賞。

現在、ドイツ・フンディスブルグ・アカデミー管弦楽団、
奈良フィルハーモニー管弦楽団指揮者。

 

 

新通英洋 

桐朋学園、モスクワ国立音楽院において指揮を高階正光、尾高忠明、秋山和慶、黒岩英臣、小澤征爾、L.ニコラィエフ、V.シナイスキーの各氏に師事。その後、英国ロイヤルオペラハウス、イングリッシュ・ナショナルオペラ、ウェルシュ・ナショナルオペラのリハーサルで学ぶ。またBBCウェールズ交響楽団において尾高忠明氏に就いてさらに研鑚を重ねた。第5回フィテルベルク国際指揮者コンクールにおいて第2位、ならびに特別賞受賞。ワルシャワでシンフォニア・ヴァルソヴィアを指揮してヨーロッパ・デビュー。日本テレビ「深夜の音楽会」:横山幸雄氏のショパンピアノ協奏曲全曲演奏に読売日響と共演したほか、G.シャハム、E.モギレフスキー、佐々木典子、高橋多佳子、田部京子、丸山泰雄の各氏をはじめとする多くのソリストと共演。独奏者からの信望も厚い。これまでに大阪フィル、神奈川フィル、群馬響、札幌響、東京響、東京シティフィル、東京フィル、名古屋フィル、日本フィル、読売日響、ポーランド国立シレジアフィル、シンフォニア・ヴァルソヴィア、東京佼成ウインド等を指揮。オペラでは、読売日響、札幌響による歌劇「ピーター・グライムズ」公演で尾高忠明氏の副指揮者を務めたほか、豊田市コンサートホールでの喜歌劇「こうもり」公演、梅若六郎氏演出による歌劇「カーリュー・リヴァー」、名古屋二期会本公演:歌劇「森は生きている」、かんでんオペラ:歌劇「後宮からの逃走」(大阪フィル、関西二期会)を指揮し各方面から高い評価を受けた。また、講演等でも活躍しており、ラジオ番組のゲストとして指揮の歴史や日本における「第九」受容史、音楽家の利き手・利き腕などについてのトークが話題になった。BSN新潟放送ラジオの朗読「ふるさと散歩」では一年間に渡りエッセーを執筆。愛知県立芸術大学、徳島文理大学、上越教育大学大学院非常勤講師を歴任。

 

 

 

 

 

 

杉中 博 

京都市立芸術大学音楽学部卒業。
大津管弦楽団の団内指揮者を11年、音楽監督を3期6年務める。
トランペットを有馬純昭氏に師事。
大津管弦楽団でハイドンのトランペット協奏曲を協演。

(サウスポーの指揮者です。)

 

 

 


 

 

高谷光信

1977年京都市に生まれる。京都市立堀川高校音楽科(現・京都市立音楽高等学校)を経て大阪音楽大学音楽学部卒業。 大学在学中の1996年より元ロシア国立ノヴォシビルスク歌劇場指揮者V.プラソロフ氏のレッスンを受講し、それを契機として本格的な指揮活動を開始した。
2000年3月 ドイツ レーゲンスブルグ市の招聘に応じ、優秀な若手音楽家で編成された京都東風(こち)オーケストラに首席指揮者として同行し、レーゲンスブルグ、カールミュンツ公演にて成功を収める。同年7月に京都バロックザールにて行われた同オーケストラの帰国公演においても好評を博した。
2000年9月 ピアニスト ホロビッツの出身校として名高いキエフ国立チャイコフスキー音楽院指揮科に入学。ウクライナ国家芸術家エフゲニー・ドゥーシェンコ教授に師事する。
2001年11月 ウクライナ・チェルニーゴフフィルハーモニーに客演指揮者として招かれ、ベートーヴェン交響曲第7番をキエフにて指揮し、満員の聴衆よりスタンディングオベーションを受け絶賛を博しプロデビューを飾る。2002年2月〜3月にも同楽団より招かれ、バルトケービッチ国際音楽祭 in Ukrainaに参加。チャイコフスキー 交響曲第5番、ピアノ協奏曲第1番、ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番を指揮し好評を博した。
2002年7月 ウクライナ・チェルニーゴフフィルハーモニーの首席客演指揮者として日本人初の就任を果たす。また毎年夏期にキエフで行われるホロビッツ国際ピアノアカデミーにおいて、ロシア、ドイツ、オーストリア、カナダ、韓国、アメリカなどから選抜された優秀なピアニストと共演を重ね、ウクライナ全国にテレビ中継され高い評価を得ている。
2002年2003年 京都芸術祭に参加する。特に2002年 藤井園子作曲オペラ「忠臣蔵」の演奏会形式の初演は大きな反響を呼んだ。
2002年 第16回京都芸術祭音楽部門で京都市長賞を受賞。
2003年5月 キエフ国立チャイコフスキー音楽院指揮科首席卒業。
2004年1月 『YAWATA市民音楽祭』においてマーラー 交響曲第2番「復活」の副指揮者を務め成功に導く。2005年2月ウクライナ・チェルニーゴフ・フィルハーモニーのキエフ公演においてマーラー交響曲第4番を指揮し絶賛を博す。また同年10月「丹波の森国際音楽祭」に招待されモーツァルト交響曲第35番「ハフナー」、オペラ「魔笛」等で畑儀文氏、中村朋子氏と共演し好評を博す。
 現在、ウクライナ・チェルニーゴフフィルハーモニー首席客演指揮者の任にあり、ウクライナ国立フィルハーモニー、ウクライナ・チェルニーゴフフィルハーモニーをはじめとする国内外の多くのオーケストラにおいて積極的に指揮活動を展開している。
今後の活躍が期待される新進気鋭の若手指揮者である。
指揮を伊吹新一、藏野雅彦、V.プラソロフ、E.ドゥーシェンコ、N.スーカッチの各氏に師事。 

 

 

 


 

團 伊玖磨 

 1924年東京生まれ。1945年東京音楽学校(現東京芸術大学)作曲家卒業。以後、作曲ならびに自作の演奏に従事。日本を代表する作曲家として知られ、その作品はオペラ、交響曲、管弦楽曲、合唱曲、歌曲、室内楽曲、劇音楽、映画音楽、童話など多彩を極める。海外公演も含め上演回数が650回を超えるオペラ「夕鶴」、新国立劇場こけら落し公演のオペラ「建・TAKERU」、広島に捧げられた交響曲6番「HIROSHIMA」、中国をはじめ世界各地への愛着と研究によって生まれた「シルクロード」や「万里長城」などの管弦楽作品等、数多くの名作がある。
 指揮者としての活躍のほか、類希なエッセイストとしても知られ、アサヒグラフの「パイプのけむり」の連載は36年間続いた。2002年没

 

 

 

 

 

 


 

 

古谷誠一 

 東京大学文学部卒。在学中から指揮を三石精一氏に師事。卒業後、桐朋学園音大で指揮を 小澤征爾、秋山和慶、堤俊作各氏に、作曲・ピアノを故矢代秋雄、三好晃、末吉保雄の各氏に師事。二期会四国支部のモーツァルト「魔笛」公演を指揮してデビュー、以後「ドン・ジョヴァンニ」「ボエーム」「椿姫」等のオペラから「サウンド・オブ・ミュージック」「アニーよ銃を取れ」「カルメン・ジョーンズ」等のミュージカル、「カルミナ・ブラーナ」、ブリテンの「戦争レクイエム」、ヤナーチェックの「グラゴール・ミサ」、ヴェルディ、ベルリオーズの「レクイエム」等の大掛かりな舞台作品まで、手がけた作品はあらゆるジャンルにわたっている。

 最近は7年間にわたって日本オペレッタ協会の定期公演を手がけ、その間「ルクセンブルグ伯爵」「マリッツァ伯爵夫人」「白馬亭」「微笑みの国」等、日本で演奏されることの少なかったオペレッタを数多く演奏して高い評価を得る。また、日本フィル、東京シティフィル、東京交響楽団、新日フィル、九州交響楽団、関西フィルなど数多くのオーケストラを指揮。97年10月にはカーネギーホールでセント・ルークス・ニューヨークオーケストラを指揮して絶賛される。

現在、名古屋芸術大学助教授、セントラル愛知交響楽団正指揮者。

 

 

橋本徹雄 

1969年、大阪音楽大学音楽学部卒業。1976〜1977年、オーストリア・モーツァルテウム音楽院で指揮法を学ぶ。ディプロマを習得。大阪で開催する異なったテーマによるオーボエ・リサイタルシリーズも13回を数え、高い評価を得ている。また、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪市音楽団をはじめ、プロ・アマチュアのオーケストラや吹奏楽団・合唱・オペラなどを指揮し、幅広く活動している。
 現在、関西シティフィル名誉指揮者。大阪交響楽団、奈良フィルハーモニー管弦楽団、岐阜県交響楽団、高石市民音楽団の指揮。和歌山大学交響楽団音楽監督。1997年よりヤマハ・フィルハーモニック・大阪の音楽監督。ブティ・バロックアンサンブル主宰。日本演奏連盟会員。高石市文化協会理事。高石市音楽団顧問。高石市音楽家クラブ会長。大阪音楽大学、高松短期大学講師。日本オーボエ協会理事。

福田一雄 

東京都出身。5才より絶対音感早教育を受け、ピアノをポール・ヴィノグラドフ氏(Paul Vinogradoff元モスクワ音楽院教授)に師事。学習院初等科、中学科、高等科を経て、学習院大学政経学部に籍を置いた。十代の終わりより音楽活動を開始し、東宝交響楽団(現、東京交響楽団)など数多くのオーケストラのピアニストを務める。1952年21歳の時に作曲した子供の為のバレエ「白雪姫」は今、尚多くのバレエスタジオのレパートリーとなっている。1957年「バレエ音楽の夕べ」を企画し、指揮者としてデビューした。その後、数多くのバレエ団の公演を指揮し又、テレビ朝日の「題名のない音楽会」などを指揮し、国内外のソリストと共演をしている。母校、学習院の音楽教育にも精力的に参加し、初等科の合唱、オーケストラの育成、皇太子徳仁親王殿下もメンバーの一人で有る学習院OB管弦楽団の音楽監督、常任指揮者を務める。
 2002年5月には「日中国交正常化30周年」の記念として、中国の文化省及び日本の文化庁の要請により青島と北京での東京バレエ団による「ジゼル」公演を指揮。また、同年7月にはサッカー・ワールドカップ日韓協同主催を記念して、韓国国立バレエ団の「ドン・キホーテ全幕」公演を日本人指揮者としてははじめてソウルで指揮をし、ソウル・アーツセンターのオペラハウスでの6回の公演を大成功に導いた。この成功により、韓国国立バレエ団より感謝状が贈られた。
 多方面にわたる音楽ジャンルのうち、ライフワークとして関わってきたのがバレエ音楽の分野である。永年、多くのバレエ団との指揮活動の他、バレエ音楽研究、および複雑多岐にわたる楽譜の整理と蒐集を行いバレエ界に多大な貢献をしている。

 受賞「舞踊ペンクラブ賞」 「橘秋子特別賞」
 著書「バレエの情景」

 

松尾昌美 

 

関西学院大学で音楽美学、大阪音楽大学で作曲、桐朋学園大学で指揮を学ぶ。
79年度文化庁在外研修員としてバイエルン国立歌劇場でオペラ指揮の研鑽を積む。
92年度尼崎市民文化芸術奨励賞受賞。
65年以来、数多くのオペラの指揮を重ねるとともに、関西の主要交響楽団のほとんどを指揮して、多方面にわたって演奏活動を行っている。
現在は、大阪音楽大学教授、関西歌劇団参与、日本指揮者協会会員と多岐にわたって活躍中。

 

 

 

 

 

 

宮里英樹 

 東京生まれ。早稲田大学在学中より、高階正光指揮教室で斎藤秀雄氏の指揮法を学ぶ。
 同大学卒業後、桐朋学園大学音楽学部に入学。
 指揮を小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、黒岩英臣の各氏に、合唱指揮を田中信昭氏に師事。
 桐朋学園オーケストラ、及び合唱団の練習指揮者を務めた他、仙台フィルハーモニー管弦楽団に度々客演。
 また東京アカデミー合唱団指揮者として、東響(秋山和慶指揮)、東フィル(尾高忠明指揮)等の公演で合唱指揮を担当するなど、在学中より現場での経験を積んだ。
 1990年よりウィーンに渡り、カール・エスターライヒャー氏に師事。
 その後、ウィーン国立歌劇場研修生として小澤征爾、リッカルド・ムーティ、スビン・メータ、コリン・デーヴィスなど多くのマエストロのもと研鑽を積む。
 またヨーロッパ各地でゲンナジ・ロジェストヴェンスキー、モーシェ・アツモン、フェレンク・ナジィ、エルヴィン・アチェルの各氏に学んだ。
 1993年、ルーマニア国立コンスタンツァ歌劇場で「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」を指揮して好評を博し、その後も「セヴィリアの理髪師」「カヴァレリア・ルスティカーナ」等で客演を重ね、また同歌劇場管弦楽団のコンサートにも登場した。
 1994年には、岐阜のサラマンカホール開館記念事業、カーティア・リッチャレリ、松本美和子、ジャンフランコ・パスティネを迎えた、名古屋フィルハーモニー交響楽団とのオペラ・ガラ・スペシャルコンサートを指揮し、好評を得た。
 本年1月には、桐朋学園オーケストラと長野県木島平村でコンサートを行い、組曲「木島平」(正門憲也・金子仁美作曲)を初演し、地元の小中学生と共演した。これまでに、名古屋市民管弦楽団、岐阜県交響楽団を始めとする多くのアマチュアオーケストラにも客演。
 青少年音楽祭(NHK・JMJ主催)では尾高忠明、円光寺雅彦他のアシスタントとしてジュネス・ミュジカル・シンフォニー・オーケストラを指揮。またオペラの分野に於いても、新国立劇場、二期会、日本オペラ協会等で、音楽スタッフ、副指揮者として多くの公演に関わるなど、今後各方面での活躍が期待される若手指揮者のひとりである。

渡邉康雄 

 日本芸術会員である指揮者・渡邉暁雄の長男として1949年東京に生まれ、芸大付属高校の作曲科を卒業後すぐに渡米。ニューイングランド音楽院、ジュリアード音楽院などでピアノ科に移籍をバチュラー・オブ・ミュージック、アーティスツ・ディプロマ、マスター・オブ・ミュージック等を授与される。セオドア・レヴァイン、サッシャ・ゴルトニツキーを師と仰いだこの8年間におよぶ留学期間中には、タングルウッド、ブロッサム両音楽祭への全額奨学金による参加を始め、ボストンでの正式なリサイタルの開催とヨーロッパにおける協奏曲の共演等、その活動は多彩を極めた。我が国では、1972年10月に東京文化会館にてブラームス「ピアノ協奏曲第2番」を父子共演するという華々しいデビューを大成功させ、以後、現在までに協奏曲を共演したオーケストラはNHK交響楽団、東京都交響楽団、ヘルシンキ放送交響楽団など、延べにして39団体と、共演回数も200回近くにおよび、演奏した曲目も28種類という膨大なるレパートリーを誇るにいたっている。
 数多くのソロ・リサイタルもこなすほかには、室内楽の分野にとても造詣が深く、ヴァイオリニスト・堀米ゆず子、声楽家・岡村喬生、チェリストのリン・ハレルらの、なくてはならぬパートナーとしても非常に渇望されている。
 1982年9月に徳島交響楽団を指揮し、以降愛媛交響楽団、日本フィル室内合奏団、山形フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団などを続けて指揮する機会に恵まれ、本格的交響曲の指揮レパートリーも着実に増やしてきている。1992年9月にはサントリーホールにて日本フィルハーモニー交響楽団指揮デビューを果たし、絶賛を博した。
 また、1988年から1991年には、神戸市の持つ唯一のプロフェッショナル、神戸室内合奏団の常任指揮者を務めた。その豊かな音楽性を遺憾なく発揮し、ますます充実した意欲的な活動を見せている。
 桐朋音大ピアノ科講師。       (大垣市室内管弦楽団の1997年6月のプログラムより)

 

 

 

 

山岡重信 

 

1931年東京生まれ。
1963年早稲田大学卒業。指揮を斎藤秀雄、岩城宏之の各氏に学ぶ。
1967年民音指揮者コンクールで2位入賞。読売日本交響楽団、札幌交響楽団、東京都交響楽団、群馬交響楽団の指揮者を歴任。現在、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉・常任指揮者。日本大学芸術学部客員教授。
読響を指揮したCD「日本の管弦楽作品1914〜1942」<VICTOR-VDC5502-4>は、1972年芸術祭大賞を受賞した。また、ジャン=ピエール・ランパルと共演したCD<DENON-20CO2848>などがある。

 

 

 

 

 

 

余語徳雅 

 1960年、名古屋市生まれ。中学校で吹奏楽に出会い、高校の吹奏楽部で本格的にトランペットを始める。その後、岐阜大学工学部に進み、当大学オーケストラに入団。当時、当大学のオーケストラの指揮者であった、故兼田敏氏に多大な影響を受け、学生指揮を経験する。社会人となってからは、各務原市吹奏楽団に入団し、トランペット奏者として活躍。またトレーナーとしての経験を積み、コンクールや演奏会での指揮者を務める。
 現在、社団法人岐阜県交響楽団、及び、各務原市吹奏楽団の正団員として活躍。
 トランペットを大隅雅人氏(東京交響楽団首席奏者)、指揮法を新通英洋氏に師事。また吹奏楽指揮者講習会や佐渡裕公開クリニックで研鑽を積む。
 ひこね第九オーケストラでは、トレーナー及びスプリングコンサートの指揮者として活躍中である。